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2009年01月16日(金) 22時41分

非正規社員の削減2万人超す…国内自動車大手12社読売新聞

 ホンダは16日、国内5工場(二輪車工場を含む)の期間従業員3100人と派遣社員50人の契約を4月末までに打ち切り、ゼロにすると発表した。

 三菱自動車も、国内5工場の期間従業員と派遣社員のうち、2月末で契約が切れる1600人との契約を更新せず、400人まで削減すると発表した。

 世界的な景気悪化が深刻化した2008年9月以降、国内の自動車大手12社が削減を決めた非正規社員の合計は2万人を超えた。

 ホンダは国内工場の乗用車生産を2〜3月で5万6000台減らす。08年度の国内の減産規模は14万2000台に達し、年初の国内での生産計画台数(131万台)が1割以上減る。これに伴い、人員削減を行う。

 非正規社員の累計の削減数は約4300人に達した。また、ホンダは英国工場で1万7000台の生産を減らすと発表した。同工場は2〜3月の操業停止が決まっているが、4〜5月まで延長する。三菱は、11万台以上の減産をすでに決めており、さらに増やす方向のため、非正規社員を減らす。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090116-OYT1T00934.htm