ベータ版とは、まだ開発の途中で公開されるバージョンのソフトウェアのことですワン。正式版にかなり近い状態に出来上がったものですが、あくまでも試用してもらうためのバージョンで、無料で配布されていることがほとんどですワン。
なぜこんな状態のソフトを配布するのかというと、たくさんのユーザーに使ってもらうため。そして、ユーザーに使用感を聞いたり、不具合を報告してもらったりして、最終的なソフトウェアの仕上げをして、正式版をリリースするのです。
ベータ版には誰でもダウンロードできるオープンベータと、テスト希望者を募って限られた人だけに試してもらうクローズドベータがあります。まだ不具合が多い段階ではクローズドベータで一部の人にテストしてもらい、改良が進んだらオープンベータにしてより多くの人に試用してもらう、というやり方をする場合もあります。
「ベータ版は無料なの? なら、ずーっとベータ版でいいよ」と思う人もいるかもしれませんが、時期が来ると起動しなくなるソフトもあります。それに、ほぼ正式版と言っても、不具合が残っている可能性は充分にあります。なんらかのトラブルが起きたときに対処する自信が無い人は、インストールしないほうが良いでしょう。
ベータ版と似たものでアルファ版というものもありますが、こちらはベータ版よりも開発初期のバージョンで、まったく未完成の状態のソフトです。不具合も多く、ヘタをするとシステムがおかしくなったりすることもありえます。たまにダウンロードできる状態になっていることもありますが、できれば一般人は手を出さないほうがよいバージョンですワン。