凍結と乾燥を繰り返すことで水分が飛び、竹くしを刺した跡がシワシワとへそのように見える「へそ大根」作りが、宮城県丸森町筆甫(ひっぽ)でピークを迎えている。
輪切りにして湯がいた大根を、長さ約1メートルの竹のくしに刺して1か月ほど寒風にさらすと出来上がる。
24戸の農家が取り組む同地区の目黒公男さん(77)方では、1日に約250キロの大根を湯がき、干し場に干す。大根の収穫量は、夏の長雨の影響で例年より少なかったが、厳しい寒さと乾燥が続く今シーズンの出来栄えは上々とか。目黒さんは「甘みがあって、煮物にすると良くしみます」とニッコリ。
今月末頃から、主に仙台や関東への出荷が始まる。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090116-754442/news/20090115-OYT1T00951.htm