節分に無病息災などを願って食べる「恵方巻き」にちなみ、形を似せたロールケーキ「恵方ロール」の審査会が15日、山形市の製菓原材料販売会社で初めて開かれた。
焼きのりをケーキに使用するなど、各菓子店が持ち込んだ独創的な“甘い縁起物”が審査員を驚かせた。
県内の菓子店などでつくる県洋菓子協会(菅野高志会長)の主催で、県内各地の菓子店から36点が出品。同協会員や消費者代表など7人が味、見た目、アイデアなどを審査した。
七福神に合わせてリンゴやイチゴなど、7種類の果物を盛り込んだロールケーキや、本物ののりを全面に使用した真っ黒な姿のケーキなど、工夫を凝らした作品が出品された。
同協会は「各店の工夫を楽しんでほしい。出品店数は予想以上で、来年以降も開催して定着させたい」と話している。今回出品された「恵方ロール」は、一部の菓子店で節分頃まで店頭に並ぶという。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090116-754442/news/20090116-OYT1T00047.htm