2009年01月16日(金) 09時16分
中国から見た日本の金融危機(2)自ら進んで倹約(サーチナ)
このほど中国紙『東方時報』は、金融危機による景気減速が日本社会にもたらした変化についての記事を掲載した。
金融危機の下で、ホームレスの人たちがなぜ急増しているのか。これは疑いなく多くの日本人が「目先の快楽におぼれる」消費習慣と関連がある。仕事を失った人々は、貯金がない状況のもとで一文無しになった。
金融危機によって日本人が汲み取った非常に重要な教訓は、ふだん貯蓄を重視することが非常に必要ということである。最新の世論調査によると、52%の日本人は10年後には生活はさらに悪化すると見ており、好転があり得ると見ている人はわずか12%で、5年前の前回の調査のデータと比べて、将来の生活に対する不安が大幅に上昇したことをはっきりと示している。
生活が悪化すると見ている主要な理由を順番にあげると、税金と社会保険費用の増加、収入減、社会福祉の悪化である。回答者の80%は自分たちは倹約派に属すると言い、景気の不振に直面している大多数の日本の民衆は倹約を主とすることで生活防衛に力を入れていることが示されている。
インターネット利用者はインターネットで家庭支出の倹約のノウハウをさかんに交流しており、たとえば、洗濯後の水を利用して床板を拭くこと、子供たちにおやつを買わないこと、男性は酒をやめ、小遣いを減らすこと、入浴は浴槽に入ることではなく、シャワーで済ませること、自動販売機で飲み物を買うのではなく、安いスーパーマーケットで買うこと(前者の方が少し高いからである)、レジャー娯楽の支出を減らし、映画を見ることもやめ、カラオケショップに行かないこと、家電のスイッチを切る際に電源のスイッチも切ること、できるだけ社交活動に参加しないこと、できるだけ高価な商品を買わないことなど……がそれであるという。
※この記事は、「中国網(チャイナネット)日本語版」による提供です。中国網は中国国務院新聞弁公室の指導を受けて、中国互聯網新聞中心が各国語で運営する、中国政府による中国情報ポータルサイトです。URL : http://japanese.china.org.cn/
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