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2009年01月16日(金) 08時22分

中国から見た日本の金融危機(1)ホームレスが増加サーチナ

 このほど中国紙『東方時報』は、金融危機による景気減速が日本社会にもたらした変化についての記事を掲載した。以下はその記事より。

 「新年派遣村」は2009年の日本の新年における最も人目を引くシーンとなり、 1月4日の夜、それぞれ270人と219人が厚生労動省のホールと日比谷公園内のテントの中で一夜を過ごした。

 5日午前、ホールの清掃が始まり、ここで一夜を過ごした失業者および彼らを援助した労働組合の関係者ら約600人が日比谷公園を出発してデモ行進を行い、人々は「大企業の派遣労働者解雇は許せない」、「意欲のある人たちに就業の機会を提供せよ!」などという横断幕を高くかかげて国会議事堂に向って前進した。

 事実、ホームレスの人たちはとてもこれくらいの人数ではなく、いくつかのインターネット喫茶も仕事を失った者、ホームレスの人々が一夜を過ごすところとなっている。日本では、一定の住所がなければ企業に雇用されないため、日本のいくつかのインターネット喫茶店はホームレスの人々に援助の手を差し伸べたのである。

 インターネット喫茶は通常のインターネット接続、アニメ観賞および飲み物の飲み放題のサービスを提供しているほか、失業者や仕事を探している人たちに長期の宿泊サービスや正式の宛先サービスを提供している。

 宛先サービスはインターネット喫茶店が最近になって売り出したサービスであり、これは仕事を探している多くの人たちにとって非常に役立つ。なぜなら企業は正式の宛先のないものを雇うことはあり得ないからである。インターネット喫茶店の宛先サービスはホームレスの人々にとっては大助かりであり、彼らはここで再出発の望みを見つけることもできる訳である。


※この記事は、「中国網(チャイナネット)日本語版」による提供です。中国網は中国国務院新聞弁公室の指導を受けて、中国互聯網新聞中心が各国語で運営する、中国政府による中国情報ポータルサイトです。URL : http://japanese.china.org.cn/

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