大阪府警羽曳野署は16日までに、大阪府環境農林水産総合研究所の「食とみどり技術センター」(同府羽曳野市)の倉庫から研究用の玄米約900キロを盗んだとして、窃盗の疑いで、羽曳野市壺井394、同研究所職員松尾圭造容疑者(49)を逮捕した。
「金に困って盗んだ。全部売却した」と供述しているという。
調べでは、松尾容疑者は昨年11月25日から12月15日にかけ、数回にわたり、同倉庫などに保管してあった玄米約30キロ入りの袋を計約30袋(計約3万6000円相当)盗んだ疑い。
研究所によると、被害に遭った玄米は研究のため苗の段階で未登録の除草剤が使われていたが、この除草剤に毒劇物の成分は含まれておらず、食べても危険性は低いという。
同センターが羽曳野署に被害届を提出。同署は内部犯行の疑いが強いとみて捜査していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090116-OHT1T00256.htm