自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相は16日、脱官僚主義や地域主権などを柱にした「国民運動」の主体となる新グループを江田憲司衆院議員(無所属)や有識者らと結成することを決めた。同日午後に記者会見し、基本方針を発表する予定だ。
有識者からは、政府の道州制ビジョン懇談会座長を務める江口克彦PHP総合研究所社長や、評論家の屋山太郎氏が参加する見通し。渡辺氏はさらに、地方の首長経験者らとの連携も模索している。
江田氏は故橋本龍太郎元首相の首席秘書官を務めた元通産官僚。政策集団「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を昨年9月に立ち上げた。江口、屋山両氏は、渡辺氏が行革相当時、公務員制度改革に関する政府の有識者会議メンバーだった。
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