橋下知事がヘリ登庁…地震対策訓練（スポーツ報知）

2009年01月16日(金) 10時54分

　大阪府南部で震度７の直下型地震が発生し交通機関が運行停止になったとの想定で、大阪府は１６日、地震災害対策訓練を実施した。

　府は阪神大震災を教訓に毎年１月に訓練を実施。今回はより実践的にするため、事前にシナリオを公表しない「ブラインド方式」を採用した。

　橋下徹知事は午前９時すぎ、自宅に近い大阪府豊中市の服部緑地をヘリコプターで出発し、大阪市中央区の府警本部に到着した。

　府庁別館に開設された府災害対策本部の会議に本部長として臨み「人命救助を最優先に取り組んでください」と幹部らに指示。住宅倒壊など被害状況が報告されると「現場の判断を優先して救助してほしい」と述べた。

　大阪府警も同日、大規模地震で道路や橋が倒壊したとの想定で、約４５００人が参加し、警察官が徒歩や自転車で所属部署に駆け付けたり、倒壊家屋や土砂で生き埋めになった被災者を救出したりする訓練をした。