自殺を止めようとした母親を包丁で刺した男が15日、殺人未遂の疑いで新潟県新発田署に逮捕された。逮捕されたのは、同市藤塚浜の県立高校教諭、小林達朗さん(58)の長男で会社員の小林淳容疑者(29)。調べに対し「転職したばかりで仕事がうまくいかず、自殺しようとしたが止められ、頭にきて刺した」などと供述しているという。
同署によると、小林容疑者は7日午後9時ごろ、自宅で包丁で自殺しようとしたところ、母親のひな子さん(53)が止めようとしたため、ひな子さんの胸や脇腹を刺し、約1か月のけがを負わせた疑い。小林容疑者も自ら腹などを刺して重傷を負い、入院した。新発田署は小林容疑者の回復と退院を待って逮捕した。
調べでは、小林容疑者は、両親、長女と4人家族。事件当時、達朗さんと長女は外出中で、刺されたひな子さんが119番通報した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090116-OHT1T00076.htm