2009年01月16日(金) 19時49分
災害派遣の自衛艦、舞鶴西港で初訓練 大震災14年 京都府、海自、市(京都新聞)
阪神大震災から17日で14年となるのを前に、京都府舞鶴市の舞鶴西港第4埠頭(ふとう)で16日、災害派遣の海上自衛隊の艦船を接岸させ、救援物資の積み降ろし作業を行う初めての訓練が行われた。
府の総合防災訓練の一環で、府中丹広域振興局、府港湾事務所、海自舞鶴地方総監部、舞鶴市から約40人が参加した。上林川断層帯を震源とする地震が発生、震度6強に見舞われた舞鶴市は、落石や道路の損壊で市の東西が分断され、府知事から総監部に災害派遣の要請があった−との想定で実施した。
午前10時、阪神大震災でも給水活動を行った海自の輸送艦「のと」が到着。乗組員がクレーンで物資を詰めた段ボール箱や毛布を岸壁に下ろし、市や府の職員と協力してトラックに運び込んだ。
舞鶴東港に基地がある海自の艦船が西港に入港する機会はほとんどなく、災害派遣訓練での入港も初。同総監部の伊東健一管理部長は「災害時にスムーズに接岸できるよう岸壁の状況を確認でき、有意義な訓練だった。違うタイプの艦艇も関係機関と調整して入港を検討したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000034-kyt-l26