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2009年01月16日(金) 15時00分

救助犬出動協定:大規模災害時、NPO法人と県が協定 /和歌山毎日新聞

 ◇「まさか」に備えて
 NPO法人和歌山災害救助犬協会(新宮市、榎本義清理事長)と県は15日、東南海・南海地震など大規模災害発生時、災害現場に出動する協定を結んだ。県庁での締結式には救助犬のミック(シェパード、雄6歳)とアニー(ラブラドルレトリバー、雌3歳)も出席。榎本理事長は「日ごろの防災啓発にも協力したい」と話した。
 同協会は07年の新潟県中越沖地震で、発生6時間後に現地入り。新宮市や三重県の防災訓練に参加し、防災イベントでPR活動も行っている。榎本理事長は「活動を思い立ったきっかけは阪神大震災。近畿で災害救助犬の団体が神戸市にしかなく、やらなければと考えた。他団体と連携を深め、すそ野を広げていきたい」と語る。
 現在5頭おり、他の3頭は訓練中。座ったり、横たわったりしている人に、においで反応するよう訓練しているという。【最上聡】

1月16日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000163-mailo-l30