2009年01月16日(金) 13時07分
阪神大震災 あす14年 芦屋の小学校で追悼式(毎日新聞)
阪神大震災(95年1月17日)で児童8人が亡くなった兵庫県芦屋市立精道(せいどう)小(642人)で16日朝、追悼式が開かれ、全校児童で折った千羽鶴を慰霊碑に供えた。
同校に入学直前だった長男涼介君(当時5歳)を亡くした時田郁江さん(47)が遺族代表としてあいさつ。子どもたちを前に「自分の命を大切にしてしっかり生きてください。それが、生きたくても生きられなかった人への一番の追悼」と静かに語りかけた。
また、当時1歳半だった兄を震災で亡くした6年生、上仲大輝君(12)は「兄のことは知らないが、兄と一緒にいる時を想像することがあります。震災がなければ僕の兄は生きていたのにと、考えてしまう」と述べた。
同校では震災の体験を学ぶ授業をしており、上仲君は「震災のことを忘れず語り継いでいきます」と誓った。【山田奈緒】
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