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2009年01月16日(金) 16時44分

渡辺、江田氏が政策集団結成へ=「脱官僚」目指し、2月に準備会時事通信

 自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相は16日午後、無所属の江田憲司衆院議員らとともに国会内で記者会見し、「脱官僚、地域主権、生活重視」を掲げた新たな政策集団を設立すると発表した。国会議員や地方自治体の首長、有識者、経済人らに参加を呼び掛け、2月上旬に設立準備会を開催。その後、全国でタウンミーティングを開き、賛同者を募るなど「国民運動」を進めるとしている。
 渡辺氏は会見で「国民運動は、霞が関が政治、民間、地方をコントロールするシステムからの脱却を目指すものだ」と官僚主導の政治を打破する考えを強調。江田氏も「霞が関を解体し、新しい国の形を造る」と決意を示した。
 また、渡辺氏は「この運動と新党構想は全く別だ」としながらも、「衆院選が近づいた時点、解散以降に(政策集団とは)別の動きがあるかもしれない」と述べ、解散前後には自民、民主両党以外の第3極となる新党結成を検討することを示唆した。政策集団の名称は公募するとしている。 

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