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2009年01月16日(金) 19時49分

渡辺氏らが政策集団「国民運動体」 2月に準備会合「脱官僚目指す」 産経新聞

 自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相は16日、無所属の江田憲司衆院議員らと国会内で記者会見し、脱官僚主義、地域主権、生活重視を旗印にした「国民運動体」となる新グループを結成すると発表した。経済人や地方自治体の首長らに幅広い参加を呼びかける。新グループの名称は国民から公募する。

 渡辺氏らは2月上旬に準備会合を開き、この場で政策目標を発表し、3月からは全国でタウンミーティングを展開する。

 渡辺氏は会見で、単独で自民党を離党したことを念頭に「本日をもって『劇団ひとり』は解散しました」と宣言。そのうえで、「脱官僚や地域主権で国民の手に政治を奪還する」と述べた。国民運動が新党結成に発展する可能性については、「この運動と新党構想はまったく別だが、衆院選が近付いた時点や衆院解散以降、国民運動とは別の動きがあるかもしれない」と含みを持たせた。

 江田氏も「政治家としてどういう選択肢があるかを模索し、検討する」と述べた。

 会見には、政府の道州制ビジョン懇談会座長の江口克彦氏(PHP総合研究所社長)、政治評論家の屋山太郎氏が同席した。

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