広島市の秋葉忠利市長は15日の記者会見で、販売不振に陥っているマツダと地元関連企業を支援するため、マツダ車を購入する方針を明らかにした。新年度以降に予定していた公用車の購入を前倒しする。今月中に具体的な台数を決め、2月に市議会に提案する補正予算案に盛り込みたい考えだ。
秋葉市長は、地域経済の悪化の中で地元産品を購入する意義を強調し、「商工会議所と連携してマツダ車の販売を増やそうと取り組んでいる。市でも前倒しで購入することを検討したい」と述べた。
市によると公用車の更新は通常、年間40—50台。緊急的な経済対策として台数を上積みできないかも現在、検討している。