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2009年01月15日(木) 22時38分

富士通テン、緊急地震速報システムによる訓練などを実施レスポンス

富士通テンは、阪神・淡路大震災から14年目を迎えるのにあたって、新たに導入した緊急地震速報システムによる訓練を初めて行うなど、防災意識の高揚を図る。

阪神・淡路大震災では、同社の社員死亡者3名、社員家屋損壊662件、会社操業停止4日という甚大な被害を受けた。

現在、震災後の入社社員が約半数に達し、当時の様子を知る社員が少なくなりつつあり、体験を風化させることなく全社員で共有し教訓として今後に生かしていくため、1月16日に、全職場で全員参加による「防災ミーティング」と自衛消防隊による「放水訓練」を実施する。

新たに導入した「緊急地震速報システム」は、各拠点に設置した専用のパソコンが気象庁からの緊急地震速報データを受信すると、その拠点での震度・S波(大きな横揺れ)到達時間を予測。予測震度が5強以上の場合に、自動的に放送設備を起動し全館に注意を呼びかける放送を流すもの。
国内の神戸工場、神戸物流センター、豊田物流センター、中津川工場、中津川テクノセンター、豊田営業所、栃木富士通テンの7拠点に導入している。

《レスポンス 編集部》

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