大相撲資料のコレクター、広島県世羅町下津田の福岡啓一さん(64)が、自宅を改造した私設資料館の開館20周年を記念し、写真や自前のインタビューなどを収録した「巨人 大鵬幸喜」を発刊した。
A4判44ページ。色紙や手形、63年の広島準本場所で大鵬が受けた優勝旗など、無敵横綱にまつわる所蔵コレクションを掲載する。8ページをさくインタビューは、昨年8月1日、相撲博物館(東京都)に当時館長だった大鵬を訪ねた際に行った。ライバルの横綱柏戸や、46連勝を阻まれた思い出を語る。
巻末には初土俵から引退まで17年間の全取組と勝敗、主要力士との対戦成績などを紹介。300冊を作り、資料館などで販売(2200円)する。
【写真説明】開館20周年迎えた資料館の前で新刊の記念本を手にする福岡さん