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2009年01月15日(木) 13時00分

厳しい警備の中、講義再開…中央大教授刺殺スポーツ報知

 中央大理工学部の高窪統(はじめ)教授(45)が刺殺された事件から一夜明けた15日、東京都文京区の中央大後楽園キャンパスでは講義が再開されたが、正門で警備員4人が学生証をチェックするなど厳しい警備態勢が続いた。登校した学生らは「早く犯人が捕まり、安心して勉強できるようにしてほしい」と話した。

 学生らは午前8時ごろから登校。警備員や職員が正門を半分開けて1人1人の学生に声を掛け、身分証の提示を求めた。理工学部2年の男子学生(20)は「身分証の提示は面倒だが、安心して講義を受けたいので仕方がない」。

 正門前には正午前、献花台が設置され、通りがかった学生らが手を合わせる姿も見られた。事件があった1号館前は、立ち入り禁止のテープがはられたままで、高窪教授の講義を受けていた男子学生(20)は「笑顔を絶やさない先生だった。早く犯人を捕まえてほしい」と憤った。

 キャンパスに隣接する中央大高校は安全に配慮し、最寄り駅から職員を7、8人立たせ、生徒の登校を見守った。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090115-OHT1T00209.htm