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2009年01月15日(木) 23時40分

財政審、定額給付金の使途見直し求める産経新聞

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は15日の会合で、平成20年度第2次補正予算案に盛り込まれた約2兆円の定額給付金を撤回し、使途見直しが必要との認識で大筋一致した。西室泰三会長は会合後の記者会見で、「国民のためや経済活性化になることがあったら(定額給付金以外に)振り向けることを考えたらどうかという考えが大多数を占めた」と説明した。

 会合では定額給付金に対し、「ほとんど効果はない」などの反対意見が続出。2兆円を国債の償還に充てるべきだとの意見もあったという。

 定額給付金をめぐっては野党が補正予算案からの削除を求めているが、財政審も見直しを求めたことで、今後の国会審議に影響を与えそうだ。

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