＜ＪＰモルガン＞純利益７６％減、１０〜１２月期（毎日新聞）

2009年01月15日(木) 21時46分

　【ワシントン斉藤信宏】米金融大手ＪＰモルガン・チェースは１５日、０８年１０〜１２月期決算を発表した。金融危機の深刻化を反映して純利益が前年同期比７６．４％減の７億２００万ドル（約６３２億円）となり、四半期ベースでは５四半期連続の大幅減益となった。投資銀行業務での２４億ドルの損失や住宅ローン関連の損失などが響いた。ただ、市場の一部で予想されていた赤字への転落は免れた。

　一般企業の売上高に当たる営業収益は４．６％増の１９１億１０００万ドルだった。

　金融市場の混乱に伴い、住宅ローン関連の証券化商品などの評価損が大幅に膨らんだほか、住宅ローンや消費者向けローンなどで焦げ付きに備えて引当金を積み増したことも収益を圧迫した。

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