2009年01月15日(木) 21時41分
三洋電機、半導体部門の1200人削減…正社員は最大600人(読売新聞)
三洋電機は15日、世界的な景気悪化で09年3月期に350億円を見込んでいた税引き後利益がゼロになると発表した。
業績悪化に伴い、半導体事業のグループ従業員を正規・非正規合わせて1200人削減する。このうち正社員は最大600人程度で希望退職を募る。国内外で約1万人いる半導体事業の正社員の6%にあたる。三洋は3月末にもパナソニックの子会社になるため、不採算事業の見直しを急ぎ、2010年3月期に半導体事業の営業利益を黒字にしたい考えだ。
記者会見した前田孝一副社長は「昨年12月以降、受注が急減した」とリストラの理由を述べた。半導体事業は09年3月期に200億円の営業赤字の見通しで、人員削減と、佐野精一郎社長と担当役員らの報酬月額(1〜3月)の10%削減で、人件費などの経費を約200億円減らす。中国やタイなど海外にある工場数も6か所から4か所程度に減らす。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000058-yom-bus_all