2009年01月15日(木) 21時37分
<裁判員制度>検証機関「有識者懇談会」が初会合(毎日新聞)
5月に始まる裁判員制度の実施状況を検証するために最高裁が設置した「有識者懇談会」の初会合が15日開かれた。座長の椎橋隆幸・中央大副学長(刑事法)は会合後、「客観的に広くデータを得て、制度がうまくいくか検証していく」と話した。会合は2カ月に1回のペースで非公開で開き、議事概要は最高裁のホームページに実名で掲載する。
他の委員は次の通り。今田幸子・労働政策研究・研修機構特任研究員▽内田伸子・お茶の水女子大副学長(心理学)▽小野正典弁護士▽酒巻匡・京都大大学院教授(刑事法)▽龍岡資晃・元福岡高裁長官▽藤田昇三・最高検裁判員公判部長▽桝井成夫・ジャーナリスト
一方、法務省も有識者を交えた検証機関を3月にも設置する。10人前後の委員で構成し、法曹関係者以外の学者などからも人選を進める見通し。裁判員法は付則で、同法施行から3年で政府が施行状況を検討すると定めている。【北村和巳、石川淳一】
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