2009年01月15日(木) 00時04分
「あと10分遅かったら…」=同じ階の学生、不安と恐怖−中央大教授殺害(時事通信)
「あと10分遅かったら、どうなっていたか」。中央大学理工学部の高窪統教授(45)が刺殺された事件で、現場と同じ階には当時、複数の理工学部の学生らがいた。別のゼミに所属する大学4年の男性(22)が14日午後、当時の様子を語った。
男性は前夜から仲間と6人で研究室に宿泊。午前10時の予定だった起床時間は、偶然かかってきた電話で、15分早められたという。
その後、6人は現場となったトイレを使用。最後に使った仲間は、同10時10分ごろ、鍵を手に廊下を歩く高窪教授と擦れ違った。男性は「電話がなければ、犯行時刻ぴったりだった」とおびえた様子で話した。
「待ち伏せなどには気付かなかった」と振り返る男性。ほかの仲間も悲鳴や物音は聞かなかったという。
同じ学部の教授の突然の死。容疑者はまだ捕まっていない。男性は「これからどうなるのか」と神妙な様子でつぶやいた。
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