2009年01月15日(木) 21時25分
科学衛星、小型化しコスト削減…5年で3基打ち上げ目指す(読売新聞)
宇宙航空研究開発機構は15日、科学研究を目的とする衛星を小型化すると発表した。
開発費を従来の2割程度となる約30億円に抑え、2012年度以降、5年間に3基の打ち上げを目指す。
小型衛星は、大きさが縦横1メートル、高さ4メートルほど。通信や電力供給など基本部分に共通部品を用いてコストを削減し、開発期間も従来の半分の2年に縮める。12年度打ち上げ予定の1基目は、高度900〜1200キロで地球を周回し、金星や火星の大気を紫外線で観測する衛星。2基目以降は、地球磁場を観測する衛星などが検討されている。
計画を進める宇宙機構の沢井秀次郎准教授は「衛星打ち上げ機会が限られる中、科学者の多様な要求に応えていきたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000056-yom-sci