2009年01月15日(木) 21時17分
裁判官の文書見分認めず=「情報公開法に規定ない」−提示命令を破棄・最高裁(時事通信)
沖縄国際大(沖縄県宜野湾市)に米海兵隊のヘリコプターが墜落した事故の情報公開訴訟をめぐり、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は15日付で、「情報公開法には、裁判所だけが文書を直接見る方式の審理についての規定はなく、そうした証拠調べは許されない」とする初判断を示した。
その上で、不開示部分を裁判所に提示するよう命じた福岡高裁決定を破棄し、原告側の申し立てを却下する決定をした。
原告側はヘリ事故に関する行政文書を不開示とした国の決定取り消しを求めた訴訟の控訴審で、裁判所が文書そのものを見て不開示が妥当かどうかを判断するよう申し立てた。同高裁は昨年5月、「裁判所が文書の細部まで把握する必要がある」として、国に提示を命じていた。
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