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2009年01月15日(木) 21時06分

株式評価損2880億円 三菱UFJ、4—12月期中国新聞

 三菱UFJフィナンシャル・グループは十五日、二〇〇八年十—十二月期連結決算で、傘下の三菱東京UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行が保有する株式が下落したため計二千八百八十億円の有価証券評価損を計上する、と発表した。

 世界的な金融危機を受け、国内企業と持ち合いなどで保有する上場株式の価格が大きく落ち込み、多額の減損処理を迫られた。企業倒産の増加による不良債権処理費用も膨らんでおり、二月六日に公表する三菱UFJの〇八年四—十二月期決算は、純損益が赤字に転落する公算が大きくなった。

 三菱UFJは〇九年三月期で、純利益二千二百億円を見込んでいた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200901150310.html