2009年01月15日(木) 20時46分
2次補正予算案、19日から参院で審議…自民・民主が合意(読売新聞)
自民、民主両党の参院国会対策委員長は15日、国会内で会談し、2兆円規模の定額給付金が盛り込まれた2008年度第2次補正予算案の参院審議を19日から始め、関連3法案とセットで本会議で採決することで合意した。
与党側は23日の参院本会議で採決し、同日中に成立させたい考えだが、民主党内には異論もある。月内成立の場合、定額給付金は年度内に支給される可能性が高い。
民主党の簗瀬参院国対委員長は会談後、記者団に「補正予算案と関連法案はセットで採決することで合意した。来週はめいっぱい(審議に時間を)掛ける形になる」と述べた上で、23日の参院本会議で採決する可能性もあると指摘した。
野党が多数を占める参院では、2次補正と財政投融資特別会計特例法案から、定額給付金分をそれぞれ削除する野党の修正案が可決され、衆院に送り返される見通しだ。
これに対し、2次補正は、衆院の優越を定めた憲法60条の規定で両院協議会を経て、原案通りに成立。同特例法案の修正案は衆院で否決の上、原案が憲法59条の規定で、与党の3分の2以上の多数で再可決される見通しだ。与党は、23日の参院本会議で採決されれば、即日、衆院で処理する方針だ。
与党は、23日に2次補正と関連法案を処理できれば、26日に09年度予算案の審議に入りたい考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000053-yom-pol