2009年01月15日(木) 20時45分
<民主>渡辺元行革相の離党を「追い風に」(毎日新聞)
渡辺喜美・元行革担当相の自民党離党を受け、民主党は渡辺氏の地元・栃木での影響力に期待を強めている。
同県内選出の山岡賢次国対委員長(比例北関東)は「あえて候補者を立てようとは思わない」と選挙協力を明言。菅直人代表代行は15日の記者会見で「(全国には)空白という形である種の協力関係をとる所もある。渡辺氏とも実質的な意味でそういう方向にいく」と語った。
父美智雄氏の地盤を引き継いだ渡辺氏は栃木3区で96年の初当選以来、圧倒的強さを見せる。民主党が唯一、候補を立てた前回05年は渡辺氏の得票の半分にも及ばず、次期衆院選もほぼ擁立を断念していたのが実情だ。
栃木では渡辺氏離党が民主党の追い風となる可能性は高い。「渡辺氏との連携がアピールできれば、3区以外でも渡辺氏人気を上乗せできる」からだ。
ただ仮に賛同者が増え、自民離党者による新党などという場合は、連携は難しくなる。小沢一郎代表は「自民離党の背中を押すために党の候補予定者と調整することはない」と選挙区調整を否定している。【渡辺創】
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