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2009年01月15日(木) 20時39分

<2次補正予算案>19日審議入りで自民、民主が合意毎日新聞

 自民、民主両党の参院国対委員長は15日、国会内で断続的に会談し、08年度第2次補正予算案について、19日から参院予算委員会で麻生太郎首相と全閣僚が出席した基本的質疑を始めることで合意した。2次補正と関連法案を同時に採決することでも合意し、2次補正は関連法案も含めて早ければ23日にも成立する可能性が出てきた。ただ、民主党内には引き延ばしを主張する声が残っており、与野党の駆け引きがなお続きそうだ。

 13日の衆院での2次補正可決に反発した民主党が審議拒否したため、国会は14日から空転していた。これに対し与党は2次補正の成立を待たずに衆院で09年度予算案の審議を始める「並行審議」をちらつかせ、自民党の大島理森国対委員長は、予算案提出に伴って行われる麻生太郎首相の施政方針演説など政府4演説を19日の衆院本会議で行うと明言するなど、野党への圧力を強めていた。

 15日の参院国対委員長会談でも自民党の鈴木政二委員長が、並行審議を材料に19日の参院予算委での審議入りを要求。並行審議を強行されると、民主党が抗議する手段は衆院の代表質問や予算委の審議拒否程度しかない。政府追及の主戦場を失うことにもつながるため、民主党の簗瀬進委員長も論戦を重視して審議入りに合意した。これに伴い、与党は19日の衆院本会議での政府4演説を見送った。

 ただ、参院での採決日程では、与党が「23日採決で合意した」とする一方、民主党は否定している。【田中成之】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000126-mai-pol