2009年01月15日(木) 20時35分
<ロス市警>白石さん事件で会見「三浦元社長が関与」(毎日新聞)
【ロサンゼルス吉富裕倫】米ロサンゼルス市警は14日、昨年10月同市警の留置場で死亡し、自殺と断定された輸入雑貨販売会社、三浦和義元社長(当時61歳)について記者会見し、元交際相手の白石千鶴子さん(当時34歳)の変死(79年)に関与していたとの捜査結果を発表した。
三浦元社長は81年に妻一美さんを銃撃させ、殺害を共謀した疑いでロス市警に逮捕されていた。元社長の死亡によって本件だけでなく、白石さん事件の訴追も不可能なだけに、今回の捜査結果の発表は異例だ。
主任捜査官のリック・ジャクソン刑事は「被害者の遺族のため、日本で事件に関心を持っている人たちのため」と発表の意義を強調。昨年12月に三浦元社長を白石さん殺害の容疑者と認定する手続きを取ったと明らかにした。捜査結果の公表によって、三浦元社長を容疑者とする白石さん事件は終結した。
一方、元社長は何者かに殺されたと主張しているマーク・ゲラゴス弁護士は、地元紙に「法廷に立つ機会のない元社長に、新しい殺人容疑を主張するのは不当だ」と述べた。
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