2009年01月15日(木) 20時33分
「男女の関係誓ってない」鴻池氏が釈明、女性訪問は認める(読売新聞)
河村官房長官は15日午後、同日発売の「週刊新潮」で知人の既婚女性を議員宿舎に泊まらせた、と報じられた鴻池祥肇官房副長官から首相官邸で事情を聞き、厳重注意した。
鴻池氏は同日夜、首相官邸で記者団に「(記事は)事実と違うが、このようなことになり、大変申し訳ない」と陳謝する一方、辞任は否定した。
河村氏は鴻池氏との会談で、「プライベートな話とはいえ、こういう記事が出ることは誠に遺憾だ。政府の中枢にあり、誤解されることがあるのは不適切で、緊張感を持って公務に臨んでほしい」と注意し、鴻池氏も「心配をかけて申し訳ない」と陳謝した。
鴻池氏はその後、記者団の取材に応じた。女性が複数回宿舎を訪れたことは認めたものの、「男女の関係は誓ってない。宿舎のカードキーを渡しっぱなしにしていない。政府の機密情報を漏らしたことはない」と釈明した。
鴻池氏サイドは同日午後、いったんは記者との懇談に応じる連絡をしたが、「時間がない」として取りやめた。同日夜になって、カメラ入りで応じた。
麻生首相は同日夜、首相官邸で記者団に、「(宿舎に)第三者が入ることは制度上問題ない。情報が(漏れた)という話もない。(女性との関係は)個人の話で、我々の関知するところではない」と話し、責任を問わない考えを示した。首相官邸サイドは「説明がつけば、辞任の必要はない」として収拾を図る考えだ。
一方、野党は「ただの女性スキャンダルなら、国会で取り上げる必要はないが、情報漏えいなどがあれば問題だ」(民主党幹部)として、当面は推移を見守る考えだ。
週刊新潮は、既婚女性が複数回、参院議員宿舎に鴻池氏を訪問し、宿泊したほか、鴻池氏が女性にカードキーを与えた、と報じた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000052-yom-pol