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2009年01月15日(木) 18時57分

鴻池副長官、辞任を否定=週刊誌報道「わたしの不徳」時事通信

 鴻池祥肇官房副長官は15日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、自身の女性問題が一部週刊誌で報じられたことについて「わたし自身の不徳だ」としながらも、辞任する考えについては「全くそれはない」と否定した。
 これに先立ち、河村建夫官房長官は首相官邸で鴻池氏から事情を聴取し「プライベートな話とはいえ、こういう記事が出ることは誠に遺憾だ。政府の中枢にいる人が誤解されるのは不適切で、緊張感を持って公務に臨んでほしい」と厳重注意した。さらに、鴻池氏に対し説明責任を果たすよう求めた。
 河村長官は記者会見で、鴻池氏から「女性が何回か参院議員宿舎を訪れた事実はあるが、記事のように不倫交際というのは事実に反する。女性とは家族で付き合っている関係だ。宿舎玄関のカードキーを常時持たせている事実はない」との説明を受けたと紹介。同氏は「心配を掛けて申し訳ない」と陳謝したという。
 麻生太郎首相は同日夜、記者団に「個人の話だから関知するところではない。正確なところが分からないから答えようがない」と述べるにとどめた。首相は「制度上、第3者が(議員宿舎に)入るというのは別に問題ない。職責上、何かその人に対して情報が(漏れた)とかいう話もない」と指摘した。 

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