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2009年01月15日(木) 18時23分

豪華庁舎に非難の声=四川大地震被災地の裁判所時事通信

 【香港15日時事】昨年5月の四川大地震で被災した綿陽市で建設されている宮殿のように豪華な裁判所庁舎の写真がインターネット上に掲載され、「まだ復興中なのに無駄遣いし過ぎる」と非難の声が上がっている。
 15日付の香港各紙によると、問題になっているのは綿陽市中級人民法院(地裁)の新庁舎。市観光局なども入居し、約300人の職員が働く予定という。
 法院当局者は「着工したのは大地震前の2004年。建築のプロセスは公開されており、腐敗や浪費といった問題はない」と強調している。これに対し、ネット上で「義援金をもらう一方で、こんなビルを造って、申し訳ないと思わないのか」「義援金を流用しているのではないか」などの批判が出ている。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090115-00000142-jij-int