2009年01月14日(水) 22時39分
大地震時の震度や液状化危険度 京都府がHP 地域単位で地図に表示(京都新聞)
阪神・淡路大震災から14年を迎え、京都府は大規模地震が起きた場合の震度や液状化危険度などを地図上に250メートル四方単位で表示できるホームページを新たに作った。地震に応じて府内の各地域で想定される震度などを色分けして細かく表示し、大地震への備えに役立ててもらう。今月下旬から公開する。
府は2005年度から昨年5月まで地震被害想定調査を実施。公共工事の地盤調査などを参考に、府内や周辺を走る22の断層と東南海・南海の計23の震源で地震が発生した場合、それぞれ予想される死亡者数や建物の全壊数などを割り出した。
調査結果は府のホームページで公開しているが、地域単位で細かな震度や液状化予想などは表示していなかった。
新たなホームページは、電子地図上に各種情報を載せられる地理情報システム(GIS)を活用。調べたい断層を選択すれば、250メートル四方単位で震度と揺れやすさを7段階、液状化は4段階に色分けして地図に表示される。縮尺も4万、8万、16万分の1の3段階で見ることができる。住所からも検索できるため、親類や知人宅周辺なども調べられる。
府は「実際に危険性を確認してもらい、耐震改修の実施にもつながれば」(危機管理・防災課)としている。
16日には、花折断層帯を震源とする地震を想定した関係団体との訓練も行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000039-kyt-l26