2009年01月14日(水) 14時01分
コンサート:和の空間を舞台に サトシ・レイ・バンド、宝塚・楊林寺で17日 /兵庫(毎日新聞)
◇鮮烈な音楽を届けたい
宝塚市山本中1の楊林寺(ようりんじ)で17日午後3時から、地元で昨夏結成されたバンド「サトシ・レイ・バンド」が出演するロックコンサート「楊林寺 水の向こうにコンサート」が開かれる。ボーカルのサトシ・レイさんは「寺という和の空間を舞台に、より鮮烈な音楽を届けたい」と意気込んでいる。【中里顕】
市民らでつくる実行委が主催。サトシさんはカルビー「かっぱえびせん」などのCM音楽を制作した実績があり、今回のコンサートで演奏される曲目も自作。バンドはジャンルの垣根を越えた音楽を目指しており、楽器は雅楽で使われる笙(しょう)や、中国楽器の月琴も使われる。
楊林寺は、豊臣秀吉から「木接太夫(きつぎだゆう)」の称号を受けた安土桃山時代の接ぎ木の名人、坂上頼泰の菩提寺(ぼだいじ)として知られるが、これまでもジャズコンサートなどを開いていることから会場となった。サトシさんも「和の舞台だからこそロックの新しい可能性が見えるはず」と期待する。
コンサート当日は阪神大震災からちょうど14年に当たり、黙とうも予定する。サトシさんは「人の命が軽んじられる風潮を感じるので、曲の中にも命を大切にしようというメッセージを盛り込みたい」と話している。
約10曲を予定。前売り1000円(当日500円増)。問い合わせは宮脇さん(080・3806・6504)。
〔阪神版〕
1月14日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000132-mailo-l28