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2009年01月14日(水) 13時16分

関学大で追悼チャペル 阪神大震災で学生ら23人死亡産経新聞

 阪神大震災で学生や教職員ら23人が亡くなった兵庫県西宮市の関西学院大で14日午前、犠牲者の冥福(めいふく)を祈り、震災の記憶を語り継ぐ追悼チャペルが催された。

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 同大学では、大震災で学生15人、教職員7人に理事1人が死亡。平成8年から毎年、追悼チャペルを開催している。

 この日は学生ら約250人が参加。亡くなった学生と同じ数の鐘に合わせ、全員で黙祷(もくとう)をささげた後、文学部の田淵結・宗教主事が「突然命を断たれた仲間の無念さ、つらさ、痛みを忘れてはならない」と語りかけた。

 参加した法学部1年の藤原義人さん(18)は「当時は大阪にいて直接被災経験があるわけではないが、この機会を通して理解を深めたい」と話した。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000548-san-soci