2009年01月14日(水) 06時57分
山陽新幹線の耐震補強工事、3月に完了…震災から14年(読売新聞)
阪神大震災の後から、JR西日本が進めてきた山陽新幹線と在来線の高架橋の柱約3万4700本の耐震補強工事が3月、着手から14年ぶりに完了する。
震災では、山陽新幹線の新大阪−西明石間で高架橋や橋など8か所が崩落。JR西は震災後、同新幹線と在来線の高架橋の柱のうち、激しい揺れに対して粘りが少なく、断裂の可能性がある「太く短い」形状の柱を中心に補強工事に着手した。新幹線では、約4万2000本の柱のうち77%が補強の対象になった。
鉄筋コンクリートの柱に鋼板を張り付ける従来工法のほか、柱の表面にコンクリート板を張り、その上に鋼線を巻き付ける独自の工法も採用した。
JR西は「阪神大震災と同規模の揺れにも耐えられる。東海・東南海地震にも対応できるよう、さらに鉄道の安全性強化を図りたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000007-yom-soci