米インターネット検索大手ヤフーは13日、新最高経営責任者(CEO)に米ソフトウエア会社オートデスクの元CEO、キャロル・バーツ氏(60)を指名、同日付で就任したと発表した。
昨年、ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)の買収提案を退けたジェリー・ヤン氏が経営トップから去ることで、MSとの売却交渉が再燃する可能性もある。
ヤン氏は技術部門のトップとしてヤフーに残る。
バーツ氏は2006年まで14年間オートデスクのCEOを務め、その間に売上高を5倍以上に伸ばした。05年には米経済誌フォーチュンの「ビジネス界で最も有力な女性50人」の1人に選ばれたこともある米情報技術(IT)業界の実力者。
バーツ氏は「ヤフーが昨年から多大な困難に直面していることは否定できない」と述べ、積極的に経営再建に取り組む姿勢を示した。
株価低迷でヤフー株主の多くはMSへの売却に現在でも前向きとされる。(共同)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090114-OHT1T00154.htm