政府は13日夜、松浪健太内閣府政務官の辞任に伴い、後任に自民党の岡本芳郎前総務政務官を充てる人事を固めた。松浪氏は2008年度第2次補正予算案などを採決した衆院本会議を途中退席。その後、官邸で河村建夫官房長官に政務官の辞表を提出し、受理された。
松浪氏は造反理由に関し記者団に「定額給付金から民意は離れている。医療、雇用問題に使うべきだとの国民の声は強い。苦渋の決断だ」と説明。ただ、自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相との関係については「同じように見られるのは本意ではない。接点は一切ない」と強調し、自らの離党も否定した。
◆岡本 芳郎氏(おかもと・よしろう)東大卒。総務政務官。65歳。比例四国、衆院当選2回(津島派)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090113-OHT1T00260.htm