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2009年01月14日(水) 22時47分

弁護士がブログに相談内容書き込み、業務停止1か月処分に読売新聞

 東京弁護士会は14日、同会所属の遠藤きみ弁護士(66)を業務停止1か月、佐竹修三弁護士(56)を同10か月の懲戒処分にしたと発表した。

 同弁護士会によると、遠藤弁護士は2006年9月、ストーカー被害を訴える女性から相談を受け、相手の男性と面談したが、その後、自分のブログに「本当の被害者は相手男性と言ったほうがよさそう」などと書き込んだ。遠藤弁護士は読売新聞の取材に「実名を挙げたわけではなく、中傷目的でもなかった」と語った。

 一方、佐竹弁護士は依頼者からの預かり金計5300万円を着服や流用するなどしたという。

 このほか、第2東京弁護士会が14日、同会所属の松野允(まこと)弁護士(74)と東松文雄弁護士(59)をいずれも同3か月の懲戒処分にした。発表によると、松野弁護士は弁護士以外の人に法律事務をさせ、東松弁護士は役員に就いていた債権回収会社で、取締役会にはからず多額の借り入れを行うなどしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000069-yom-soci