マンション大手の穴吹工務店(高松市)は13日、今春をめどに子会社の合併などでグループを再編、希望退職を含め、グループ全従業員の約1割に当たる約450人を削減すると発表した。景気後退でマンション需要の大幅な減少が見込まれる中、経営効率化で利益確保を目指す。
主力の分譲マンション事業で、同社が子会社3社を吸収合併するほか、47か所の事業所を33か所に集約。他の事業でもグループ内の重複業務の見直しなどを進める。
再編に伴い、14日から2月10日まで、最大300人の希望退職者を募集。2010年4月入社の新卒採用の中止や自然減も合わせ、11年3月末までに約450人を削減する。グループ全体で57人いる取締役についても、約3割を削減する方針。
同社の07年の供給戸数は5037戸。「昨年の後半から成約率が急激に悪化した。グループ再編で将来の発展につなげたい」としている。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090113-OHT1T00280.htm