米紙ウォールストリート・ジャーナルなどが13日発表した2009年版の世界179か国・地域の「経済自由度」ランキングで、日本は19位で前年の17位からやや後退した。首位は香港で調査開始以来、15年連続。2位は前年と同じくシンガポール、3位は同四位だったオーストラリア。
日本は汚職の少なさなどが評価された。しかし政府支出の規模が大きいことや、金融関連の規制が多いことがマイナス評価につながった。
前年126位だった中国は、知的財産権の保護の在り方が問題視されたほか汚職の多さで減点され、132位に順位を落とした。
全調査対象国・地域のうち最も低い179位は北朝鮮、178位がジンバブエ、177位はキューバ。必要なデータが入手できなかったなどとしてイラクやアフガニスタンなどは対象外だった。
ランキングは貿易政策、金融制度、外国投資、通貨政策など10分野の自由度を指数化、1995年から公表されている。(共同)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090113-OHT1T00279.htm