観光庁は13日、サッカー元日本代表の中田英寿氏や、生田正治元日本郵政公社総裁ら6人の外部有識者から今後の観光行政について助言を受ける「アドバイザリー・ボード」の初会合を開いた。
会合で観光庁の本保芳明長官は「社外取締役のような形で、政策の立案や執行についてアドバイスを」とあいさつ。2020年に日本を訪れる外国人旅行者を2000万人に増やすなどの政府目標の達成に向けて、観光庁が月内にまとめるアクションプランの内容などについて意見交換した。
現役時代を含めて100か国以上を訪れたという中田氏は会合後、記者団に「旅行者の代表として、どうなったら自分がうれしいか意見を言いたい」と抱負を述べた。記者会見した本保長官は中田氏について「自分の経験を通じて貢献する強い気持ちを感じた」と印象を語った。
今後は3か月に一度の割合で会合を開く。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090113-OHT1T00262.htm