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2009年01月13日(火) 06時01分

大トラ新成人少女!車掌に逆ギレ股間にキックスポーツ報知

 「成人の日」の12日、列島各地で成人式が行われ、初めて平成生まれの若者たちが大人の仲間入りを果たした。例年トラブルが相次ぐ式典は沈静化の傾向がみられたものの、2月に新成人になる北九州市の少女(19)が酒に酔い、山陽新幹線小倉駅のホームで男性車掌の大事な場所を蹴り上げる事件も発生した。

 20歳の誕生日を2月に迎え、晴れて新成人となる少女は、深夜のホームで酒に酔って暴れながら「成人の日」を迎えた。

 福岡県警小倉北署によると、11日午後11時50分頃、JR西日本山陽新幹線小倉駅のホームで、博多発小倉行きの最終便「こだま774号」に乗っていた乗客の少女(19)が同便の30代の男性車掌に「態度が気に入らない」などと詰め寄り、股間(こかん)を蹴った。

 調べでは、少女は九州最大の繁華街・博多の飲食店で知人の会社員男性(30)と食事し、未成年にもかかわらず酒も飲み、男性とともに帰途に就くため同便に乗車。対面式ボックス型シートに座っていたが、靴を履いたままの足を向かい側のイスに乗せていた。車内を巡回していた車掌に見つかり、注意されると「注意の仕方が気に入らない」と逆ギレ。その後、車内最後部の車掌室にまで詰め寄った。約18分の乗車時間が過ぎ、新幹線が小倉駅のホームに到着すると、ため込んでいた怒りを一気に噴出。ホームで車掌に食ってかかったという。

 騒ぎを受けて鉄道警察隊員が駆けつけ、一緒にいた男性も少女を羽交い締めに。事態の収拾を図ったが「完全な立腹状態だった」(捜査関係者)少女は、暴れる過程でキオスクのガラスを破壊。さらに、ドサクサの中で蹴り上げたキックが“たまたま”車掌の急所を直撃。大事なところを攻撃された車掌は、病院で診察を受けるハメになった。

 小倉北署は少女を保護したが、パニック状態にあって事情聴取できる状態にはなく、ひとまず家族に引き渡した。後日、詳しい事情を聞くとしている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090113-OHT1T00063.htm