第87回全国高校サッカー選手権大会最終日は12日、東京・国立競技場で決勝があり、皆実(広島)が鹿児島城西(鹿児島)を3—2で下し、初優勝を飾った。広島県勢としては1968年の山陽以来、41年ぶり9度目の頂点に立った。
皆実は鹿児島城西に先制を許すが、前半23分にFW金島悠太選手のゴールで同点。33分にはMF谷本泰基選手のゴールで勝ち越し、前半を2—1で折り返した。
後半17分に同点とされたが、21分に金島選手のヘディングシュートで再び勝ち越しに成功。その後はGK神舎宏選手、DF松岡祐介選手らを軸とした守りで、鹿児島城西の反撃を断った。
皆実サッカー部は1947年創部。99年には全国高校総体(インターハイ)で優勝した。今大会は3年連続8度目の出場で、昨年までは準々決勝進出が最高だった。
【写真説明】サッカーの全国高校選手権で初優勝し、表彰式で喜ぶ皆実イレブン(撮影・荒木肇)