尾道市内で21年間観光ガイドを務める山川旭さん(81)=栗原町=は、地域の寺社や祭りなどを紹介する本「やすらぎの尾道・鞆の浦めぐり 人生は自分探しの求道の旅」を自費出版した。市制110周年の記念に、妻良子さん(76)と8年がかりで仕上げた。
B5判394ページで、寺や風景など約600枚の写真を掲載。自伝とともに、尾道市内と出身地の福山市鞆町にある約70カ寺の歴史や文化財について記述する。路地が入り組む尾道市の繁華街や鞆町のお手火祭りなどの風景、紀元前から現代まで3ページにわたる尾道の年表も盛り込んだ。
市制100周年の98年に初版、2000年に3版を発行し、今回が8年ぶりの改訂版で、鞆、向島、御調町の寺社や名所などを加えた。2000冊を印刷し、1890円で市内の書店で販売する。
【写真説明】本を手に取り、寺や名所を訪ね回った思い出を振り返る山川さん夫妻