島根県無形民俗文化財に指定されている益田糸あやつり人形の公演が12日、松江市の県民会館であった。松江では初の公演で、約600人が伝統文化を楽しんだ。120年の技を伝える益田市の保持者会が「寿三番叟(さんばそう)」など3つの演目を上演した。「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」は再会と別れの物語。約70センチの人形を十数本の糸で動かし、むせび泣く母娘の微妙な感情を表現した。
【写真説明】微妙な糸さばきで観客を魅了した益田糸あやつり人形の松江公演
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901130019.html