福山市木之庄町、ピアノ教師山口玲子さん(50)が、愛猫2匹を題材にしたエッセー「ほのぼの猫生活」を自費出版した。思わぬ出会いやうち解けるまでの経過、ペットへの思いをつづっている。
山口さんは2006年5月、両足をケガした野良の雄猫を駐車場で見つけた。病院へ連れて行き、「まる」と名付けて飼い始めた。さらに子猫の「ちい」も拾い、2匹と暮らす。
主題は命の大切さとあきらめない姿勢、相手を受け入れること。人間不信でけがと病気を抱えたまるとねばり強く向き合った様子や、ちいの愛らしい姿をユニークに語った。挿絵も自身で描いた。文芸社刊。945円。
【写真説明】著書を前に、愛猫まると触れ合う山口さん