2009年01月12日(月) 00時02分
途絶えた小正月の舞踊、17年ぶりに披露…山梨(読売新聞)
山梨県甲州市塩山一之瀬高橋に伝わる舞踊「春駒」が11日、同市塩山上於曽の「旧高野家住宅・甘草屋敷」で披露された。
春駒は道祖神に感謝し、小正月の夜に無病息災を祈る行事。1976年に県の無形民俗文化財に指定されたが、過疎化の影響で92年以降、地元集落での行事は途絶えたままだ。
この日、特別に踊りを披露したのは、一之瀬高橋の出身者で30歳〜70歳代の約70人で作る「春駒保存会」。「馬役」の踊り手が、あでやかな衣装を身に着けて舞うと、約500人が詰めかけた会場から歓声が上がった。
同保存会会長の田中国彦さん(74)は「夜に行うのは珍しい。久しぶりに盛大に踊ることができて最高の気持ち。この伝統を後世に伝えられるようにしたい」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090111-00000044-yom-soci